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2011年5月8日日曜日

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

みなさま、こんばんは。

福旦那です。

福旦那は、よく、すきまの時間を見つけては読書をします。

あまり、同じ本を読み返すことはないのですが、気にいった本もありまして、よく読み返します!

下記の本もそのうちの一冊です。

ご紹介しましょう!


「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」(キングスレイ・ウォード/城山三郎 訳)

この本は、実業家である父が、財産や事業を残すより、生きているうちにこれだけは息子に伝えておかねば、という内容、一生の経験から学んだ人生の知恵やノウハウを伝えた手紙がもとになっているのだそうです。

「人生の幸福とは(on happiness)」

作者は言います。息子に対し、「同じ人生の旅人より」として。

~ひとかどの人物になるためには~

君の心を支配するのは君自身である。君の心が君に与える力の大きさを理解するとき、君は初めて、本当に君自身の仕事ができる。こうなって初めて、他の人に頼ることもなくなり、君は基本的に君自身を見つめるようになる。他人の精神が君の心の発達に及ぼす影響は限られている。
そして、このような心は誰でも持っているという事実を悟ることだ。

自由。人生の挑戦に対しどう対応するか?それを選びとる自由こそ、全ての人間の力の中核となる。
困難な仕事を与えられた時、君はその仕事や自分の運の悪さに愚痴をこぼすこともできるし、「これは、難しい、嫌な仕事だが、引き受けるつもりだし、引き受けるからには立派に成し遂げるつもりだ」と自分に言い聞かせることもできる。
もし、君が後者も姿勢をとれば、仕事がしやすくなるし、もっと大切なことに、最後に達成感を味わう事ができる。
人生が突き付ける挑戦に対し、態度を選ぶ自由があることを知って、それを行使すれば、君が人生の幸福を勝ち取ることはそう難しくはない。

私の観察では、責任を受け入れる人はもっとも実り多い人生を過ごす人である。失敗の不安がよぎる人もいるようだが、努力したうえでの失敗は恥ではないことを思い出してほしい。試みなかったことが悲劇なのである。挑戦を受け入れることは、すばらしい成果を迎え入れるために、扉を開く事だ。

君のお祖父さんは、多くの人が大成功とは呼ばないような目標を達成することで、幸福な生涯を送った。彼にとっては、それでも偉大な目標だったからである。一日熱心に働いたあとは、彼の心は安らかさで満たされていた。そういう日々が多かった。彼は常に何かに打ち込んでいた。

人生の意味を深めることは、質の高い生涯を送ることである。幸福に恵まれたときも、不運なときも、断固として最善を尽くすことが、人生の意味を深めるだろう。どのような未来に対しても、勇気と気品をもって立ち向かうように。

幸福とは何かを成し遂げたときに得られる。何かを成し遂げるためには、自由意思による選択と態度、責任の受け入れと遂行、そして常に試みようとする、強固な不屈の精神が必要である。

「人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。長生きをしても、空しい人もいる。人生に喜びを見出すかどうかは、その身の上話ではなく、心の持ち方で決まる」~モンテーニュ~

福旦那も、こういうスタンスで人生を歩んでいきたいと思います。が、すぐに忘れてしまうのですよね~。反省。。

それでは、宜しくお願いいたします。

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