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2011年5月25日水曜日

5月後半の会計士とは?

みなさま、こんばんは。

福旦那です。

5月も後半を迎え、今の時季の会計士業界をご説明します!

会計士がまわりにいない会計士受験生のイメージが膨らめば嬉しいです。

実は福旦那も、大学4年生に入っても、そもそも会計士という職業があること自体、知りませんでした。まわりに会計士という人がいなかったのですね。訳がわからないまま、とりあえず専門学校に入ったのですが、ショックでした。。

自習室に初めて入ったのですが、すごく広い部屋で、みんなが、

「むちゃくちゃ、電卓早打ちしてる・・」

異様な光景を目の当たりにして、あけた扉をソッと閉じたことを思い出します。。

さて、気をとりなおして、いきましょう!


日本の上場会社の場合、3月決算が多いのですが、4月中旬から期末会計監査がスタートし、おおよそ、5月連休もまったくない状況で(ここは大規模会社なのか、そこそこの規模の会社なのかで異なってきますが・・)、5月中旬~下旬にはおおよその会社で期末監査が終了します(1日は長いですね~。くたくた、ぼろぼろになってきます。。)

ここまでは、「会社法監査」という監査です(昔は「商法」といっていた法律が「会社法」に変わった関係上、「商法監査」⇒「会社法監査」になった経緯があります)。

会社法監査の監査の結果、会社が作成した今期の決算数値に関して、「適正でした」という、「適正意見」という「監査意見」が出ることがほとんどです。なぜなら、監査の過程では、間違いが出てくれば、修正してね!と会社さんに言って修正してもらうのですから(だいたい、問題が生じてくる場合は、修正しないと会計士に言ってくる場合です。。場合によっては大騒動にまで発展します。。)。

この「適正意見」を受けて、実務的には会社は自分の会社の株を持ってくれている株主さん向けに株主総会の招集通知を発送するための準備を開始し始めるのですね。

後は6月後半に集中する株主総会を無事終えたら、その株主総会のあった日付、もしくは翌日に「有価証券報告書」という報告書を金融庁へ提出するということで終了します。

「有価証券報告書」は「金融商品取引法」という法律で要求される今期の決算数値をはじめ、会社の状況を説明した報告書です。

そうです、会計士は、実務的には、「会社法監査」を実施しながら「金融商品取引法にもとづく監査」も同時に実施しているのですね(見る数字は同じなのに、依拠すべき法津が変わったからといって、別々に実施することは大変不効率ですから)。

大きく以上のような流れがあるなかで、5月後半の今の会計士は・・・

「山は越えたな~」という実感がある一方で、時期の監査の計画をスタートさせるような準備を始めるのです。

福旦那も、次は新しい会社も担当しますので、その会社のことを研究しはじめないとなあ、という感じでここ数日過ごしています。

まずは、担当する会社さんと時期の監査契約を交わす準備もしながら、今期の監査の残りをつぶしながらの日々です。

それでは、よろしくお願いいたします。

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